リモート夫婦

熊本–東京 リモート夫婦

私は結婚しているのだが(子供はいない)、1月までは東京で妻と同居していた。2月から別居している。

といっても、仲が悪くなったわけではない。私が昨年11月から働き始めた勤め先では技術者のフルリモートワークが可能で(当初から、新型肺炎とは関係ない)、東京のゴミゴミさに強いストレスを感じていた私が熊本に引っ越すことにしたのだ。妻もそのうち熊本に引っ越すかもしれないが、色々あっていつになるのか、そもそも妻も引っ越すのかどうか、まだ不透明である。

ちなみに引越し先は、妻の祖父母宅だ(私が引っ越してくるまで、しばらく無人だった)。妻の祖父母宅に、縁もゆかりもなかった私が一人で住んでいる。珍しい状況で頭を混乱させているかもしれない。

それはともかく、皆さんが気になるのは、私達がどのような生活をしているかだろう。以下ではその詳細を記す。

妻と会う頻度

物理的に会う頻度: 月に1回〜2回(それぞれ数日連続)

私が月に1回ほど出張で東京に行くので、その際には東京の家に帰っている。また、たまに妻が熊本にやって来ることもある。同居していた時は一緒に過ごす時間がかなり長かったので、正直寂しいのは寂しい。というわけで、音声通話・ビデオ通話をしている。

音声通話・ビデオ通話をする頻度: 毎日(数時間以上)

同居していた時は一緒に過ごす時間が長かったと書いたが、何をしていたかというとほとんど会話である。他愛のない会話ももちろんしていたし、毎日のように真剣な対話や議論をしていた。これができなくなるのは私達夫婦にとって辛いことであったので、今では毎日のように音声通話やビデオ通話をしている。電話と違って無限にタダでできるからいいよね(通信量が定額の場合)。食事の様子をビデオ通話でお互いに見ているのは、YouTubeのライブ配信のようで面白い。

私は一人で家事がきちんとできない

私はあまりしっかり者ではないので、家事を毎日きちんとやるのは難しい。そこで同居していた東京の家では食洗機の導入をはじめとする徹底した省力化や自動化を行っていたのだが、引っ越し先は古い家でそのような設備がない。正直劇的に改善するためには省力化や自動化しかないのだが、私の所有している家ではないので勝手に色々することはできず、課題である。

なお、妻はしっかり者だし、東京の家は省力化・自動化されているので問題ない。

ペットになかなか会えない

私の妻は、私と結婚する前からうさぎを飼っている。私も可愛がっているのだが、うさぎは妻と一緒に東京にいるので、私はなかなか会えない。寂しい。

私は引っ越し先の庭に癒やされている

私が引っ越しを決めた理由の一つが、引っ越し先である妻の祖父母宅にある広い庭だ。正直この家は広くて、東京だと相続税のために土地が分割して売却されてしまいそうなくらいの広さである。そんな家の中でも亡くなった妻の祖父母が手をかけていたのが庭で、和風のなかなか風情のある庭である。庭には鳥がよく来ており、おそらく一年中鳥の観察ができるだろう。

実は妻もこの庭(と家)が大好きで、そのためにいつかは引っ越したいという願望があるそうなのだが、結婚した私も気に入ってしまった形である。今では、私が毎日この庭に癒やされている。東京じゃなかなか考えられない環境だ。

まとめ

妻と別居していること自体は寂しく大変だが、私はこちらでの暮らしが気に入っている。これからどうなるかは分からないが。子供ができたりしたら、大変そうである。まあ、その時はその時で考えることにする。東京で辛い思いをしている人は、もし縁ある土地があれば移住を検討してみてもいいかもしれない。リモートワーク流行ってるし。

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